ふるさと納税を長野県飯山市に!ふるなびなら経由ならノートパソコンがもらえる!?
ふるさと納税も10年の歴史を持っています。すっかり世に定着しました。
返礼品を目当てに、特に縁のない地方の自治体に納税(寄附)をする人も多いと思います。
ただパソコンなど、高額商品の返礼品については、「寄附額の3割」までとするよう総務省の通達が出された結果、減少しています。もらえる場合でも、高額の寄附が要件となっています。
そんな状況ではありますが、長野県飯山市では、ノートパソコンがもらえます。
もらえるノートパソコンの種類、それからもらい方等をお知らせします。
ふるさと納税でノートパソコンがもらえる自治体
2018年6月現在、ふるさと納税の寄附金でノートパソコンが返礼品にもらえる自治体をご紹介します。
・長野県飯山市
次の自治体も有名でしたが、ノートパソコンの返礼は終了または休止しています。
・山形県米沢市
・長野県喬木村
・島根県出雲市
・宮崎県宮崎市
・長野県安曇野市
・神奈川県綾瀬市
2018年4月に、「返礼品は地場産で」という総務庁の通達も出されました。
強制力はないものの、今後は地元に工場でもない限り、ノートパソコンが返礼品になることはないでしょう。
ただし、安曇野市・綾瀬市については、パソコンの工場があるので、今後もまだ可能性があります。現に、Vaioの拠点である安曇野市は、デスクトップパソコンが返礼品としてまだ残っています。
ノートパソコンをもらうのに必要な寄附金は?
長野県飯山市へのふるさと納税で、返礼にノートパソコンがもらえるわけですが、寄附金はいくら必要でしょうか?
12万円、または30万円です。
ちなみに、12万円の寄附でメリットを受けるためには、収入のある配偶者がいない場合で年収750万円、配偶者が年収300万円の場合で年収が700万円程度必要です。
つまり、年収600万円程度の人であれば、あえてふるさと納税をしてノートパソコンをもらうメリットは薄いということになります。
飯山市とふるさと納税返礼品
長野県飯山市は、新潟県との県境に位置する、広い長野県でももっとも北に位置する自治体です。千曲川沿いの盆地のため、古くから交通の要所として栄えた地域ですが、信越本線が通らなかったために物流機能は長らくすたれていました。
しかし北陸新幹線が開通し、飯山駅が開業してアクセスが便利になりました。
ここは直販パソコンで有名なマウスコンピューターの拠点です。
飯山工場で組み立てているiiyamaブランドは、もともとこの地で開業した飯山電機にルーツがあります。
この、飯山市で組み立てたマウスコンピューターが、ふるさと納税の返戻金でもらえます。
飯山市へのふるさと納税でもらえるノートパソコン
ふるさと納税の返礼品は毎年変動しますので、常に最新の情報を入手しましょう。2018年6月現在、飯山市のノートパソコンの返礼品は2種類です。
前年には、ノートパソコンの組立体験という、自分でパソコンを組み立て持ち帰れるという、体験型返礼品もありました。
・マウスコンピューター 15.6型ハイエンドノートパソコン「MB-F556SD-M2SH2-IIYAMA」
(50台限定)
スペックは以下の通りです。
・Windows 10 Home 64ビット
・Officeソフト なし
・CPU インテル Core i5-8250U プロセッサー(4コア/1.60GHz/TB時最大3.40GHz/6MBスマートキャッシュ)
・メモリ 8GBメモリ
・M.2 SSD 256GB(M.2規格)
・HDD 1TB
・マウスコンピューター 10.1型2in1タブレットPC「MT-WN1003-IIYAMA(キーボード標準セット)」(200台限定)
スペックは以下の通りです。
・Windows 10 Home 32ビット
・Microsoft Office Home and Business Premium(Word / Excel / Outlook / PowerPoint / OneNote)
・インテル Atom x5-Z8350プロセッサー(4コア/1.44GHz/2MB L2キャッシュ)
・2GBメモリ
・フラッシュメモリ容量 64GB
・インテルHD グラフィックス 400
・光学ドライブ非搭載
CPUは大衆的なAtomです。
ふるさと納税でノートパソコンをもらうのは得?
ふるさと納税で「得をした」かどうか見極めるためには、複数の年度に渡り、納税全体をトータルでとらえる必要があります。
納税の手順はこのようになります。
という三段構えとなります。3に変わり、1で他の自治体に住民税を納めているようなかたちとなるのです。
ふるさと納税をしない場合と比較し、この一連の流れの収支が等しいとき、はじめて返礼品により得をしたと言えるわけです。
実際には、2,000円の自己負担が必ず発生しますので、返礼品の価値により、2,000円以上の利益がない場合は損をします。
得をしたといえる場合でも、その9割は、翌年の住民税が安くなる形で還元されます。
所得が低く、住民税の納付が少ない方の場合は最初から意味のないふるさと納税になることがあります。
ふるさと納税でノートパソコンをもらう手続
ふるさと納税は、ご自分での手続きがいろいろと必要です。
とはいえ、収入のある程度高い方ならば、少々の手間と、タイムラグをいとわなければ高額なノートパソコンが得られるわけです。
チャレンジする価値は高いでしょう。
①自治体の選択
ノートパソコンの場合は、現在は飯山市のみとなります。
ただし、当該自治体の住民はふるさと寄附をしても返礼品はもらえません。
飯山市民は、地元に寄附をしてマウスコンピューターをもらうことはできないわけです。
②寄付の申込
申込みは、寄附する自治体に直接おこなってもいいのですが、ふるさと納税に特化したWebサイトからおこなうのがわかりやすく便利です。
等です。すべてのサイトが、すべての自治体に対応しているわけではありません。
どこのポータルが対応しているかは、自治体のふるさと納税サイトに行けばわかります。
サイトおよび自治体によっては、クレジットカードも利用できます。
ふるさと納税の場合、寄附をしてから還元されるまで、どうしても時間が掛かります。
クレジットカードが使えるなら、この還元までの期間を少しでも短縮できますし、大きな額の決済によりポイントも付きますので、さらにメリットが増えます。
飯山市においては、次のWebサイトでクレジットカードが利用できます。
- ふるさとチョイス
- ふるなび
ただし、ノートパソコンの場合は必ず「ふるなび」から申し込んでください。ふるさとチョイスではノートパソコンが手に入りません。
③寄付後の手続き
寄附をしますと、返礼品と「寄附金受領証明書」が送られてきます。
寄附金受領証明書は確定申告に使いますので大切です。
寄附金控除手続きは、確定申告か、「ワンストップ特例」申請のいずれかでおこないます。
確定申告をしない人でも、ワンストップ特例で控除が受けられます。
ワンストップ特例は、「寄附金税額控除に係る申告特例申請書」に必要事項を記入して、寄附した自治体に送るだけで済みます。
提出の際は添付書類として、個人番号確認および本人確認書類のコピーを添えます。
また、一年間に6自治体以上に対してふるさと寄附をおこなった場合も、確定申告は必須となります。
3月におこなう確定申告により所得税が還付され、その後6月から一年間の住民税が減額されますと、ふるさと納税は完結です。
ワンストップ特例利用の場合は、確定申告がないので所得税の還付はありません。ただ住民税からの控除が増えますので、損得の問題にはなりません。