ふるさと納税インフォメーション

ふるさと納税はメリットが多くあります。住民税の控除をはじめ納税した自治体からは特産品をお礼としてもらえるお得な制度です。

ふるさと納税で有名なふるなびとはどんなサイトかを調査してみました

ふるさと納税ポータルサイトとは 

ふるさと納税の窓口とも言える納税ポータルサイトがたくさんあります。それぞれの特徴は以下の通り

「ふるさとチョイス」

全国には1,741の自治体がありますが、「ふるさとチョイス」では寄付の申込ができる自治体数が1,300を超えていて、返礼品の数も15万点以上と桁違いの情報量を誇ります。さらに「ふるさとチョイス」から申し込めない寄付であっても検索結果を表示してくれますので、ポータルサイトとしては大変優秀なサイトと言えます。ふるさとチョイス限定の寄付があるのも特徴です。

ふるさと納税ポータルサイトのふるさとチョイス

 

楽天ふるさと納税

大手通信販売会社の「楽天」が運営する納税ポータルサイトです。既に楽天会員であると、既存のデータから個人情報の入力がスムーズにできます。また、納税額の1%の楽天スーパーポイントがもらえます。「楽天市場」のユーザーでしたら、寄付が楽天市場でのインターネットショッピングの感覚に近く、ふるさと納税と言っても複雑な感じがありません。

ふるさと納税ポータルサイトの楽天ふるさと納税

 

「さとふる」

「さとふる」はソフトバンク系列であることからスマートフォンでの操作が非常にスムーズです。寄付の決済方法で「ソフトバンクまとめて支払」という月々の携帯料金と合わせて支払うことができます。この他に「auかんたん決済」や銀行、コンビニ、クレジットカードでの支払いも可能です。

"ふるさと納税ポータルサイトのさとふる

 

この他にも「ANAのふるさと納税」は寄付金額の1%のANAマイルが得られるといった特徴があります。

ふるさと納税ポータルサイトのANAふるさと納税

 

個性豊かなポータルサイトがありますが、「ふるなび」についてご紹介したいと思います。 

ふるなびの特徴とは

ふるさと納税ポータルサイトのふるなび

「ふるなび」は2014年7月にオープンした納税ポータルサイトで、株式会社アイモバイルが運営しています。

この運営元の㈱アイモバイルは、2016年10月には東京証券取引所マザーズ市場に上場するなど安定した経営をする企業で、サイトを利用する上でのセキュリティー、掲載情報の内容等に安心感、信頼感があります。

ふるさと納税では、住所・氏名・生年月日などの個人情報を登録する場合があり、決済ではクレジットカードが多く利用されていることから、安心して利用できる環境が求められます。

また、㈱アイモバイルの中心事業がインターネット関連事業であることに加え、東京、大阪、福岡に事業所があり、全国各地のふるさと納税の情報を集めやすい企業体制も特徴です。

 

①最大の特徴は「家電製品の返戻品」が豊富

ふるなびでの家電製品の返礼品

ふるさと納税で戴くことのできる返礼品は、自治体に関係の深い食品や特産品が多いですが、家電製品をお得に手に入れることもできます。

ふるなびは、家電製品の返礼品が他の納税ポータルサイトと比べると多くなっています

 

どんな返戻品が用意されているのか、その一例を示すと、(平成30年7月現在)福岡県行橋市ではアップルウォッチが返礼品として用意されていて、大変な注目を集めています

 

下記は、ふるなびで人気の主な家電製品の返戻品を1位から10位まで挙げてみました。

1位 Applewatch NikeGPS (黒) 福岡県行橋市 寄付額 130,000円
2位 B‐62衣類用スチーマーIRS-01-KN 静岡県小山市 寄付額 20,000円
3位 C-53ふとん乾燥機 カラリエ 静岡県小山市 寄付額 30,000円
4位 10.1型2in1タブレットPC 長野県飯山市 寄付額 120,000円
5位 Applewatch NikeGPS (白) 福岡県行橋市 寄付額 120,000円
6位 象印 マイコンオーブントースター 大阪府大東市 寄付額 25,000円
7位 H13 iRobot 床拭きロボット 佐賀県みやき町 寄付額 150,000円
8位 dyson hot+cool ファンヒーター 大阪府熊取町 寄付額 250,000円
9位 H72 Dyson Supersonic 佐賀県みやき町 寄付額 150,000円
10位 L005 ソニーステレオヘッドセット 宮城県多賀城市 寄付額 100,000円

(平成30年7月現在 「電化製品の人気ランキング」より)

この他にも下記のような人気の高い返礼品が多数あります。

これらの電化製品が(所得税、住民税の控除を前提とした場合に)実質2,000円で手に入るうえ、他のサイトでは家電製品は手に入りにくくなっています

返礼品に家電製品が欲しいという方は、ぜひチェックしてみましょう。

また、下記のサイトはふるなびで手に入る家電製品の一覧になりますので、希望の返戻品があるかなど参考にしてみてください。

furunavi.jp

 

高額納税者向けのふるさと納税代行サービス

ふるなびプレミアム

ふるなびプレミアム年収2,000万円以上の方を対象に、ふるさと納税の寄付プランの提案から申し込みまでを一括して代行するサービスです。こうした一連の手続きを代行してくれるサービスは大変珍しく、無料で利用できるのもふるなびだけのオリジナルです。さまざまな返礼品を取り扱ってきた「ふるなび」の専任コンシュルジュが、そのノウハウを生かして、納税者の希望に合わせた形の「ふるさと納税」を提案してくれます

提案の例を挙げると、以下の内容でプランを提案してくれます。

 

合計寄付額が1,000,000円の場合

湯の花 季節の野菜セット1年分 静岡県南伊豆町 寄付額 100,000円
甲州市推奨ワイン12本セット 山梨県甲州市 寄付額 100,000円
フォーシーズン小城 (※定期便) 佐賀県小城市 寄付額 300,000円
松阪牛すき焼き「徳三郎」 三重県玉城町 寄付額 50,000円
湯の花 季節のフルーツセット1年分 静岡県南伊豆町 寄付額 100,000円
大家族応援!さがびより54kg(白米) 佐賀県小城町 寄付額 50,000円
群馬県中之条町 感謝券 群馬県中之条町 寄付額 300,000円

(平成30年7月現在 「楽々 ふるさと納税」より)

 

また、上記のような組み合わせではなく、「希少部位・佐賀牛シャトーブリアンを含む 佐賀牛 プレミアム定期便 100万円」といった思い切りのいい提案もしてくれます。

 

なお、控除額計算などのアドバイスももらえるため、時間の節約に大きく役立つサービスです

年収が2,000万円の場合、ふるさと納税の「控除額枠」は約50万円にものぼると考えられます。(※家族構成、住宅ローン控除の有無など、個人によって異なります。ご自身で必ず確認してください。)

ふるさと納税納税者が寄附先を選択する制度であり、選択するからこそ、その使われ方を考えるきっかけとなる制度です。

しかし、納税者の立場からすれば、控除額の枠を効率的に使うということも大事なことです。

むしろ、今まで馴染みがなかったり、関心を持っていなかった自治体に興味を持つきっかけとなる可能性もあるので、利用条件にあてはまる方は是非、ふるなびプレミアムのご利用をお勧めします。

 

③ふるなびグルメポイントとは

ふるなびグルメポイント

ふるなびグルメポイント」はふるなびのオリジナルサービスです。

自治体に対する寄付金額の30%がグルメポイントとして付与され、寄付した自治体にゆかりのある名産品を提供する提携レストランで使うことができます

こういった体験型のふるさと納税は珍しく、ふるなびの特徴の一つです。その特徴を下記にまとめました。

  • ふるなびグルメポイント + 現金の支払い(ポイントで不足する分) という合算しての支払方法が選択できます。
  • 食品関係の返礼品を一度に戴くと冷蔵庫に入りきらない等の心配もありますが、ふるなびグルメポイントは有効期限がありません。翌年に持ち越して複数年分を合わせて使用することもできます。
  • 地域の誇る食材を、調理もプロの方にお願いしたいという方に向いています。
  • ふるなびでは、ふるなびグルメポイントご利用時のレストラン予約の代行もしてくれます。(問い合わせ先 03-6674-5604  10:00~18:30  土日祝祭日を除く)
  • ふるなびグルメポイントで寄付をした金額の1%に相当する金額についてAmazonギフト券(ギフトコード)がプレゼントされるキャンペーンが実施されています。(平成30年7月現在)

有効期限がないことを考えると、欲しい返礼品が見つからなかったときに、このふるなびグルメポイントに代えておくという使い勝手の良さも魅力です。

 

ふるさと納税の今後の見通し

ふるさと納税の今後の見通し

ところで、2017(平成28)年4月に総務省から出された通知では下記のような事項について自治体は「良識ある対応」を取るようにと示されました。

その内容は以下を控えるようにとするものでした。

  1. 金銭類似性の高いもの(プリペイドカード、商品券、電子マネー、ポイント、マイル、通信料金)
  2. 資産性の高いもの(電気・電子機器、貴金属、ゴルフ用品、自転車等)
  3. 高額又は寄付額に対して返戻割合の高い返礼品(特産品)

また「返礼品として3割を超える返礼割合のものを送付している地方団体においては、速やかに3割以下とすること」という、より具体的な通知も出ました。

これらは、一部利用者に見られた返礼品の転売行為対策や、過剰に加熱した自治体同士のアピール合戦で(自治体とは)ゆかりのない返礼品が設定された事などへの対策であると考えられます。

 

なお、総務省から自治体に対して個別に指導がある場合もあり、指導を受けた各自治体では該当する返礼品の取り扱いを取りやめるケースがほとんどです。

今後もこういった総務省の指導方針が継続されると予想され、特にインターネットオークションなどで転売、現金化のしやすい家電製品などは、この指導対象となっていく可能性があります。

徐々にではありますが家電製品の返戻品は減少傾向に向かうと予想されるので、ふるさと納税を利用しながら家電製品を手に入れてみたい方は早めの利用を検討するとよいでしょう。 

 

ふるなびのまとめ

家電製品の返戻品が充実しているふるなびは、寄付の金額も若干高めになる場合があります。

自分の控除額がいくらになるかは、ふるなび内の下記のページを参考に計算してみてください。( 「控除額限度の目安」 https://furunavi.jp/deduction.aspx  )

なお、控除額を超えてのふるさと納税は、純粋な寄付行為として扱われますので、控除額は必ずチェックしましょう。

ふるさと納税シミュレーション

もし、控除額が家電製品を返礼品とする寄付に達しなくても、ふるなびには果物、肉、野菜、米、お菓子やスイーツなど地元特産品をアピールする内容の返礼品がたくさん表示されます。

それ以外にも他とは違ったオリジナルの特典がたくさん出ているので、返礼品の検索をしているだけでもかなり楽しいと思います。

ふるさと納税をどこの納税ほーたるサイトで利用するか迷ったら、まずは一度ご覧になってみてください。